2011年度日本陶磁協会賞を受賞した十四代今泉今右衛門氏、同金賞を受賞した深見陶治氏による受賞記念展を開催いたします。今回、今泉氏は江戸期から伝わる色鍋島の「墨はじき」技法を主体とした独自の表現方法による新作30点余を、深見氏は圧力泥漿鋳込みと轆轤成形による青白磁の大作3点を出品されます。現代陶芸を代表するお二人の作品を、この機会に是非ともご覧くださいますようご案内申し上げます。



十四代今泉今右衛門 略歴
1962年佐賀県有田町に生まれる
1985年武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科(金工専攻)卒業
1988年京都・鈴木治先生に師事
1990年有田・父、十三代今右衛門の許、家事に従事
1996年日本伝統工芸展入選(─2011)、佐賀県美術展知事賞受賞
1997年出石磁器トリエンナーレ受賞、日本陶芸展入選(─2011)
1998年佐賀銀行文化財団新人賞受賞、日本伝統工芸展工芸会会長賞受賞、佐賀新聞文化賞奨励賞受賞
2002年十四代今泉今右衛門を襲名、色鍋島今右衛門技術保存会会長となる
2003年「現代陶芸の華─西日本の作家を中心にー」招待出品(茨城県陶芸美術館)
2004年日本伝統工芸展東京都知事賞受賞
2007年日本伝統工芸展鑑査委員に推挙される
2008年MOA岡田茂吉賞工芸部門優秀賞受賞、「第2回智美術館大賞現代の茶陶」招待出品(菊池寛実記念智美術館)
2009年「現代工芸への視点─装飾の力」招待出品(東京国立近代美術館工芸館)、紫綬褒章授章
2010年「第1回金沢・世界工芸トリエンナーレ」招待出品(金沢21世紀美術館他)、第17回岡田茂吉賞・MOA美術館賞受賞
2011年日伊芸術交流祭特別企画展「ラ・ルーチェ展─現代日本造形の光」招待出品(イタリア、インペリアル・フォーラム博物館)
2012年2011年度日本陶磁協会賞受賞

深見陶治 略歴
1947年京都市に生まれる
1967年日展初入選('84 特選受賞)
1978年京都工芸美術展大賞受賞、陶芸家を訪ねイタリアへ旅行
1980年圧力泥漿鋳込みによる作品の個展を開催(京都・朝日画廊)
1982年中日国際陶芸展大賞受賞('83愛知県知事賞、'84准大賞受賞、'85大賞受賞)
1985年ファエンツァ国際陶芸展グランプリ受賞(イタリア)
1986年ファエンツァ国際陶芸展に於いて個展(イタリア)、ヨーロッパ巡回個展('86〜'87)
1987年世界トリエンナーレ陶芸小品展ティトグラード賞受賞(ユーゴスラビア)
1991年ファエンツァ国際陶芸展審査員(及び2005年、イタリア)
1992年1991年度日本陶磁協会賞受賞、MOA岡田茂吉賞優秀賞受賞
1995年京都市美術文化賞受賞
1996年毎日芸術賞受賞
1997年京都府文化功労賞受賞
2002年ガース・クラークギャラリーに於いて個展(ニューヨーク・アメリカ)
2005年ファエンツァ国際陶芸美術館に於いて個展(イタリア)
2008年京都市文化功労者表彰
2010年第三回智美術館大賞「現代の茶─造形の自由」優秀賞受賞
2012年2011年度日本陶磁協会賞・金賞受賞



ページ上部の写真、左:十四代今泉今右衛門「色絵薄墨墨はじき雪文鉢」径45.5cm
ページ上部の写真、右:深見陶治「天」高50cm 径59cm 2011年 撮影:畠山崇